筋肉が硬いことは必ずしも悪いとは限らない

┃筋肉が硬いって本当に悪いこと!?

腰痛を起こしている人で、腰回りの筋肉がフニャフニャという人はまずいないでしょう(笑)何らかしらの原因があって、腰の筋肉に負担がかかり、筋緊張を引き起こし、痛みを発生させます。腰痛に限らずですが、ホームページやSNSでお決まりのフレーズがあります。 
『痛いところ(硬いところ)をマッサージしても治りません』『根本原因にアプローチします』
よく見ますよね。
確かに、『腰をマッサージしてもらうとその時は気持ち良いんだけどすぐに硬さが戻ってしまう』という訴えはよく聞きます。
頑固なコリだから時間がかかるのかな?慢性化し過ぎていて治りが遅いから?
いやいや、腰痛の原因はお腹の奥にある「腸腰筋」だったり、「ハムストリング」だったり「骨盤」だったり。マニアックなところでは「頭蓋骨(蝶形骨)」って言う先生もいらっしゃって、治らないのはそこにアプローチ出来ていないから。
結果そうなんです。それはそうなんですが、僕はちょっと違うニュアンスで考えます。『何で腰や背中の筋肉を硬くする必要があったのかな?』と。 そう。必要だったんです。その硬さが! 痛みなんて、無くてもいいものを伴ってまで筋肉を硬くして、体を支える必要が。痛みを起こして硬くして『支えがないんだよ…体が安定してないよ…』と教えてくれるメッセージみたいなもので、そういった意味では『硬さ=完全に悪いもの』というイメージはあまり持たないようにしています。

┃補償と代償


体のアライメントが崩れて、アンバランスな状態を支えていた腰背中の筋肉をほぐしたらどうなるでしょうか?
緊張が取れて、筋肉の状態が一瞬良くなるので体が軽く感じます。気持ちいいです。ですが、支え(筋緊張)が無くなった体は、次はどこを支えに使えばいいのでしょうか? 
例えば、鉄骨が抜かれた建物の壁(コンクリート)がヒビ割れてきたからキレイに塗り直してみた。でも、鉄骨がないから数ヶ月にはまたヒビ割れてくるんだろうな。。なんて事は容易に想像出来ますよね。

体も一緒です。違う支えが出来ていないから、また腰が硬くなるのです。
筋緊張という代償を、違う筋肉で体の支えを補償してあげなければいけません。
姿勢を良くしたり、体幹を鍛えると腰痛が軽減する理由はこういう事です。
体を支えるという補償を作ってあげれば、腰背中の筋肉を過度に緊張させる必要性がないからです。

┃まとめ

筋肉が硬くなる理由には、様々な背景(原因)があります。それによっては、極端にいうと『ほぐしちゃいけない筋緊張』もあるので、本当に色々な要素を考えて、パーツ1つ1つを繋げて全体的に体を評価していかなければいけません。
リラックスが必要なのか?トレーニングが必要なのか?はたまた両方必要なのか?

今回は、腰痛について、少し違った視点で書いてみました。

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ストレスフリーになるための目標設定のポイント

前回は『ストレスの正体』というタイトルで書かせて頂きました。
“人のストレスは『変えられない過去にいつまでもとらわれている』か『起こるかどうか分からない未来を考え続けて不安になる』という思考から、今を生きている自分をおろそかにする事でも起こります。”


逆に言うと、今何をすべきかが明確で、今を一生懸命に生きていれば未来を不安に思ってしまう事はありません。『何をしたら良いのか分からない』ことが未来への不安を生んでしまうんです。

┃今を一生懸命生きる為のポイント

まずやるべきことは、目標や夢、不安に思っている事をより具体的に明確化することです。
これは、セラピストやトレーナーの方ならクライアントの“目標設定”をする際にも応用出来ますので、参考にしてみてください。
例えば、ネガティブなところでいうと『将来が不安で…』と思っているとしましょう。ここで抽象的なものを具体化していきます。まず『将来』ってどのくらい先のことでしょうか?『老後?』なのか『定年?』なのかで必要なものが違いますよね。さらにいえば『老後』も人によっては違うので『何歳?』まで明確にする必要があります。そして、『何が不安なのか?』も明確にする必要があります。『お金?』『家族?』『健康?』例えば、経済的な面だとしたら、お金の何が不安なのかも掘っていきます。それが『月々の生活費』であれば、『いくらあれば生活費に不安がなくなるのか?』を明確にしていきます。それには『生活費には何があるのか?』それに対して『最低いくらかかるのか?』生活費には『旅行にも行きたい!』という娯楽費も必要であれば、『年に何回?』『海外?国外?』などどんどん掘って具体化していきます。
そうすると…こう明確化できます。
『将来が不安…』   


『仕事を辞めて、年金生活になる65歳からの生活費が不安。家のローンは終わっているはずだから、夫婦二人で生活費には食費と光熱費、交際費で月15万は最低欲しい。元気なうちは国内の世界遺産をめぐりを年に2回は行きたいから、年間で旅費は20万は欲しい。そうすると今考えられるだけでも合計で年間200万は最低必要で、20年後それが実現出来るかが不安だ…』
となるわけです。そうすると、65歳から年間200万もらえる準備を今からやればいいわけで、その為に『何をすれば良いのか?』が考えやすいですよね!
問題点があやふやなままだと、『今何をしたら良いのか』の明確化が出来ないので、
『何かしないといけないのは分かるけど、何をしたら良いか分からない。。漠然とした不安でモヤモヤしてストレスが溜まる。。』
となってしまいます。そうならないよう、まずは問題点や不安を細かく細かく具体化して行きましょう!

┃ポジティブな目標も細かく具体的に


ポジティブな目標も同じです。『お金持ち持ちになりたい!』『楽しく人生を過ごしたい!』をより細かくしていけば良いのです。例えば、お金持ちって年収いくらならお金持ちなのか?楽しくって、どんな事をしている時が楽しいのか?それは趣味?仕事?
みたいな感じで、掘って掘って明確化していくと、目標達成のために今やるべき事が見えてきます。

┃セラピストやトレーナーの為の応用編


セラピストの方は、例えば『デスクワーク』が原因で肩が凝ってると言われた時に『なるほど~それは辛いですね~』で終わらないで、デスクワークの問題を細かくより具体化してみてください。
座っている椅子はどんなの?その時の姿勢は?パソコン画面の高さは?ノートパソコンなの?デスクトップなの?それはちゃんと正面にある?電話を取る時はどんな格好してる?
という感じです。これが分かれば、治療後のアドバイスも的確に出来るようになります。

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ストレスの正体

ストレス社会と言われる現代。人間関係、経済的問題、老後の不安などあらゆるストレスが僕たちの頭を悩ませています。
うつ病の人は、世界で推計3億2,200万人に上るとする報告書を世界保健機関(WHO)が2017年に公表しました。

僕は、今でこそ結構ストレスフリーな状態を保てているのですが、そうなるには色々な困難や挫折もありました。そういった経験から僕なりに心がけていることがあります。
まず1つめ。『頑張らない』という事です。これは「努力しない」とは違います。好きな事に没頭している時って、周囲の人たちが『いつも頑張ってるね~』なんて声をかけて下さっても、好きな事をしているので、当の本人は頑張っているという感覚がありません。『努力』しているという感覚に近くまったく苦にはなりません。逆に『頑張っている』感覚になる時って、『嫌な事をしている時』『自分に無理をさせている時』なんです。なので、『あ!今頑張ってるかも。。』なんて思ったらやめるようにしています。それか、いったんやめて『本当にそれが、”今”必要かどうか?自分に合っているかどうか?』を考えるようにしています。自分に合っていない事をする。。これはストレスの1つですね。

“今”という単語を使いましたが、人のストレスは『変えられない過去にいつまでもとらわれている』か『起こるかどうか分からない未来を考え続けて不安になる』という思考から、“今”を生きている自分をおろそかにする事でも起こります。
過去は変えられないし、未来を考えるとだいたい人はネガティブになって不安になる事が多い傾向があります。ネガティブは慎重とも言い換えられるので、おそらく自己防衛本能なんかの影響も大きいとは思っていますが。。
これを解消するために、マインドフルネスや座禅や瞑想なんかを、ストレスをめちゃくちゃ受けているであろう一流ビジネスマンや社長さんたちが行うわけです。そうやって”今”を見つめる事がストレスを無くし、脳を活性化しパフォーマンスを上げることに繋がるのを実感出来ているのでしょう。

僕は、過去にとらわれず、特に起こるか分からない未来を考えて不安になるより、目標達成のために”今”を楽しんで一生懸命生きる事を心がけています。

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乳幼児期の発達に最も大切なこと

子どもの発達要素

「心の発達」「体の発達」「知能の発達」が三位一体として学びのサイクルになっています。 「心」が育つことで「探求心」が生まれ、探求心が生まれることで「動き」、そして様々な発見をして「学び」を得ます。 ですので、まずは「心」を育てることが重要になってくるので、いきなり何かを詰め込んで学ばせる必要はないのです。

乳児期に形成された愛着関係が、その後の人格形成に影響する

「心」を育んでいくのに、一番重要なことは『愛着を持って接してあげる』ことです。 そんなに難しいことではなくて、赤ちゃんが不安で泣いている時は「抱っこ」して安心させてあげたり、「う~」とか「あ~」とか発信して何か要求している時に「うんうん」と返してあげるなどで良いのです。そして、こういったコミュニケーションは、赤ちゃんなりの『成功体験』になるので、「自尊感情」や「自己肯定感」「共感や思いやり」の土台が形成されていきます。 毎日の育児のなかで、赤ちゃんの不安や、要求に対して、どのように関わってきたかの積み重ねで、子どもの基本的な人格の土台要素が形成されていくんですね。
 発達初期に親との愛着が不安定だった子どもは、「自尊心」や「他者への共感性」が低くなります。また、不安が強くなり、自分を守るために過剰な攻撃性を持ったり、逆に臆病になったりする傾向もみられるようです。

現代の幼児教育事情の問題点

┃注意!『何かをやらせないと…』という焦り


 ママ友やご近所の話を聞いて、つい自分の子供と比べてしまい『遅れを取りたくない!』『優位に立ちたい!』『出来ないこの子がかわいそう』という親のエゴが先行しすぎないようにしましょう。子供の成長には個人差があり、性格や特性に合わせて見極めてあげることが大切です。 また、”○○メソッド”が多すぎるあまり『とりあえず何かをやらせておけば大丈夫』という間違った判断になってしまわないようにも注意が必要です。


┃早期化する幼児教育 

多くのメソッドが出てきて、乳児期の重要性が広く知られるようになってきました。 しかし、そこで『早く始めた方が優位!』という誤解が生まれました。 暗記や訓練によって身に付けた認知は、そのプロセスに発見や創造がないので、暗記によって「出来た!」ことは発達による成果ではないのです。ただ、先に出来るようになるだけで、然るべき年齢になればそれらはみな出来るようになります。子どもは、今の発達段階以上のことは出来ないので、無理な先取り学習は”発達”においては意味が無いとされています。 ただし、英語の場合は日本語と英語の周波数が違い過ぎるので、”耳を慣らす”ことは推奨されているみたいです。 

乳幼児の発達は「遊び」の結果生まれる

乳幼児期の自発的行動は、遊びとして体験され、その遊びの行動から、探求心や学習、発見が得られ脳の発達に繋がります。

┃遊びの条件は、実体験であること

ビデオや動画ではなく、実際の対話やコミュニケーション。CDではなく、実際の本の読み聞かせ。電子音ではなく、叩いたりして鳴る物理現象による音(たいこ、楽器)など。


┃創意工夫の自由を与えてあげる 

大人が遊びを制限し過ぎないようにしましょう。子どもは、大人が考えつかないやり方で、創造性を発揮し、そこに発見があり、より高い知能獲得の可能性を得ます。 大人の関わり方としてのステップは、まず『一緒に楽しむこと』で子どもに幸せな体験をさせて、やる気を出させてあげます。 次に『褒めてあげること』で次のステージに進む自信をつけさせてあげます。 最後に『適度な介入』によって、より高度なステージに行くキッカケをつくり、それを『見守る』ことで自ら選択する子供の個性を尊重してあげることが大切です。


まとめ

子どもは、日常の「あそび」から様々な事を学び、創造し、発見し、探求心や挑戦心を育んでいきます。親が出来ることは、その環境を整えて見守ってあげることです。 最後に1つ。理論、理屈どうりにいかないのが実際で、時にはイライラしたり子どもに当たったりもするでしょう。そんな時でも、否定で終わらないことが大切です!最後には子どもを褒めたり「大切にしてるんだよ」という気持ちを伝えてあげてください。

健康を構成する”3つ”の要素

人の健康は”3つ”の要素で構成されており、それぞれがバランスを取り合っていて、とても複雑です。

①構造(筋肉、骨、神経、内臓、経絡など)

②精神(ストレスやトラウマなど)

③化学(食べ物、薬品など)

例えば、腰痛。

腰の筋肉が固いのは姿勢の歪みが関係している事が多いのですが、じゃあその歪みはなぜ起こったのか?

『癖?』

『普段どんな姿勢が多い?』

『でも姿勢が悪くなる時って、ネガティブな気持ちの時にもならない?何か落ち込む事とかあった?』

『胃もたれの時も姿勢って悪くならない?内臓の疲れ?消化の悪いもの食べた?』

これだけでも結構いろんな事が浮かび上がってきますよね。

人が健康になるには、全て整える必要があるんです。

1つのリズムが崩れると、他もつられて崩れてしまい、痛みが出たり本来の動きが出来なくなってしまいます。

人は、構造、精神、化学3要素のバランスが取れている(痛みがない)状態をベースに、それぞれの目的や目標に合わせてトレーニングしたり、自己研鑽したり、人生を楽しめる精神を持つことが最高の健康状態を作り出します。

潜在的意識にあった慢性腰痛の原因

最近、整体や治療院のホームページやチラシで、よくこんな謳い文句見ませんか?

『ホントの原因は痛い場所(腰)にはありません』

『腰痛を根本から改善!腰痛は腰を揉んでも治りません!』

臨床を続けていると腰の筋肉が硬いのは『結果』であって、たくさんの『原因』が重なって起こったものという事にだんだん気付いてきます。


ちなみに、”新人セラピスト”にとってはそれがまず最初の壁ですね。そこでもっと深く勉強するのか?腰ばっかり揉んで『気持ちいい~』と言われるからそれで満足するのか?ここでやるかやらないかが、セラピストとしての引き出しがだいぶ変わってくるので、伸びるチャンスと思って頑張って欲しいです。


話がズレました。さて、本題にいきます。

“腰の筋肉以外”で腰痛の原因としてよく聞かれるのが『大腰筋』ですね。

腰椎と大腿骨を結んでいて、骨盤と股関節の安定に働いてくれます。
触る時は”お腹”の方から手を入れるので、うつ伏せで腰だけマッサージしてても全くアプローチ出来ないところですね。


デスクワークなんかで、ずっと股関節が曲がったままの状態で長時間作業をしていると、だんだんと大腰筋が固まってきて、腰椎の安定性がなくなり、周りの筋肉が腰をかばって固くなって腰痛になるわけです。これにより猫背も悪化します。

ということで、腰痛治療には『大腰筋』のアプローチをすることが多いわけです。
しかし、これは大腰筋が固くなって腰痛が起こったパターン。


そうではなく、腰痛には『大腰筋が弱化し安定性がなくなったから起きた』というパターンもあるわけです。

これが今回の本題。

“弱化”とは筋肉に力が入りづらく『エネルギーが不足』している状態です。単に運動不足とはちがいます。


この”弱化”という現象を引き起こした原因には、東洋医学でいう経絡の『腎経』が関わっています。


そして、今回のタイトルにもある、潜在的意識(ストレス)が腎経エネルギーの不足を生み、大腰筋弱化を引き起こしました。

どんな潜在意識だったのか?
それは『目標に矛盾した側面があるストレス』でした。

それをカウンセリングでより具体的にしていき、ご本人がよりストレスを明確化した事で癒しが始まり、話をしているだけで股関節が柔らかくなり足の安定性も出て、立ち上がり時の腰痛が軽減してきていました。さらに腎経の調整をする事で、完全に腰痛はなくなりました。

今回のように慢性的な疾患にはこういった「ストレス」が関与している事もありますので、さらに一歩踏み込んだ多角的アプローチが必要になってきます。